月と天使

長尾さんの作品置き場……かも

2023-11-16 更新のお知らせ&今日の読書

今日は昨日より一時間早く起き上がれました〜、と言いつつ10時を回っていたので朝ではないわけで、明日頑張ろう……。

 

140字小説集『藻塩草』

快楽主義 - 藻塩草(長尾) - カクヨム

「快楽主義」

ほんとうはタイトルを“売女”とか“売笑婦”とかにしたかったのですが、いまでは差別的表現なので、さすがにタイトルに置くのは躊躇われました……。日頃、大手映画制作会社などがポリコレに屈して、時代にあわない黒人の配役をしたり、話の筋に無意味なジェンダー観を持つ人物を入れてみたりするのを、表現がそういう筋に屈するのは無様。と思っているわたしが、差別的表現に配慮するとは、なんとも皮肉がきいたお話ですねえ。時代の流れってこわいね。

 

短歌集『血染めの雨傘』

椅子 - 血染めの雨傘(長尾) - カクヨム

「椅子」

たしか太宰治の文章だったとおもうんです。“君、たのむ、死んではならぬ”ってやつかな(うろ覚え)

お前が言うかよ。って思ったんでたぶん太宰で確定でいいと思いますが、君の空席が〜のところが印象的で、それにインスパイアされているのは、その文章を読んだ人には明らかだと思います。隠すことでもないし、明かしておきます。これがパクリとオマージュの違いです。

 

短詩集『Buried Doll』

水の檻 - Buried Doll(長尾) - カクヨム

「水の檻」

これも太宰治に触発されて出てきた文章ですね。これははっきり覚えてます。「葉」です。『晩年』収録作。

おれの名ではない名を心中相手の女が叫んだ〜みたいな文章が心に残っていたようです。恋愛する人と心中する人は違うんだなあって、まだろくに人に恋したことない少年心に思いました。

 

 

 

今日の読書

・猫田ゆかり『ニッターズハイ!』2

谷崎潤一郎蘆刈

 


f:id:naga_o_1224:20231116220034j:image

画像はここんとこ毎晩読んでいる100冊くらいのセットの絵本。これは読書にカウントしてません、絵本を軽んじてるわけじゃなくて、めちゃくちゃ早回しで物語が展開されるシリーズなので、あんま読んだ気にならなくてね。

 

前述したポリコレに屈する表現の話、いろいろ意見はあると思うんですが、ジェンダーマイノリティの人々や、被差別人種の方々が大きな声で俺たちも出せと要求するならいいんですけど、デカい声張り上げてる人って、だいたいが部外者なんですよ。だから当事者が感じている細かいこととか掬われないし、なんというか、仕事が雑。

人種差別に配慮したんです!って作品は黒人は出てくるけどアジア人は?先住民は?

ジェンダー観に配慮したんです!って作品は同性愛者は出てくるけど、無性愛者は?Xジェンダーは?

結局は声のデカいマジョリティが見てるマイノリティ観なんですよ。人種問題では主にアメリカの感性。ジェンダー問題では主にツイフェミの感性。

アジア人であって、Xジェンダーで無性愛者の自分からすると、片腹痛いですよ。そんなものが配慮なんだとしたら配慮なんかなくてもいい。それで作品につまらない矛盾や蛇足を付加されるなら、切り捨てるべきです。

 

あ~、また長話。

 

つまらない話をしましたね。お目汚しを失礼しました。

 

では、おやすみなさいませ。