月と天使

長尾さんの作品置き場……かも

2023-11-17 更新のお知らせ&今日の読書

今日は耳鼻科に行って、鼻にながーいニョロニョロスコープをめっちゃ奥まで突っ込まれて震えてきました。だから嫌いなの耳鼻科。歯医者嫌いの人に言いたい。硬いもの削るんと粘膜のの奥に無機物を突っ込まれてグリグリされるのどっちがマシだよ?って。どっちも痛くはないけど不快感では後者のほうが圧倒的でしょうよ。挙げ句の果てには「花粉症酷いだけだから、オフシーズンには自然と治ります!」で初診料だけ払って帰ってきたからね。スコープ入れられ損でしょう。まったく……。

 

140字小説集『藻塩草』

王妃暗殺 - 藻塩草(長尾) - カクヨム

「王妃暗殺」

暗殺者が何者かというのはご想像におまかせするんですが、この王妃はたぶん楽に逝けたと思いますよ(仏の顔)。

 

短歌集『血染めの雨傘』

決闘 - 血染めの雨傘(長尾) - カクヨム

「決闘」

これは、すごく読書中の物語に引きずられてしまいました。『レイン』って話なんですけど……(笑) だけどそうと知らなければわかるものではないのかもな〜とは思ってます。まあ他のものにも見えるかもしれないですね、結構凡庸な話なので。

 

短詩集『Buried Doll』

ガードレールと菊の隣 - Buried Doll(長尾) - カクヨム

「ガードレールと菊の隣」

……お盆ですね(11月中旬)! イメージとしては缶コーヒーや飴の袋、ペットボトルの清涼飲料水、そして無数の菊の花が並ぶ、事故多発地点の風景です。おまけに雨で灰色に湿っている。これを長文化しようと試みましたが、野暮な説明を付け加えるだけなので、辞めました。

 

 

今日の読書

・猫田ゆかり『ニッターズハイ!』3巻

・吉野匠『レイン〈3〉シャンドリス、侵攻す』


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『レイン』との出会いは地元の市立図書館のリサイクルブックのイベントでした。そう、図書館からもらってきたんです。どういう経緯でリサイクルブックに出されたかはわかりませんが、背表紙から“面白そうなファンタジー臭”を嗅ぎとったわたしは、まだネット小説の存在も知らなかったけど、これは運命の出会いだ、と思い込み、大切にしまっていました。

一回読んだんでしょうけど、なにせ本棚のいちばん下の段の奥(スペース節約の為、前後収納している)に入っていたので、いつしか存在を忘れていたのですね。

で、最近大掃除して発掘。もうネット小説もその中で有名な作品の名前もちょっとは詳しくなっていましたから、『レイン』?!とびっくりしましたね。読み返してみると、ネット小説黎明期の優れた作品だなあ、という優等生的な目で見ている自分がいて。

普段、ネット小説やライトノベルの類は、キャラメイクで物言わせる感があってうんざりして読んでいなかったんです。ネット小説書きのくせにね。でもこれは、確かにキャラは作り込まれているが、戦闘シーンを読み流させない魅力がある。それはわたしにはできない表現なので、ただ感服しつつ読んでいますね。

 

……ここまで一息で喋っていたら、すごい平成のキモオタ感ありますね。

 

まあ本日はここまでにして、

 

また来週、浮上できたらいいな……。

2023-11-16 更新のお知らせ&今日の読書

今日は昨日より一時間早く起き上がれました〜、と言いつつ10時を回っていたので朝ではないわけで、明日頑張ろう……。

 

140字小説集『藻塩草』

快楽主義 - 藻塩草(長尾) - カクヨム

「快楽主義」

ほんとうはタイトルを“売女”とか“売笑婦”とかにしたかったのですが、いまでは差別的表現なので、さすがにタイトルに置くのは躊躇われました……。日頃、大手映画制作会社などがポリコレに屈して、時代にあわない黒人の配役をしたり、話の筋に無意味なジェンダー観を持つ人物を入れてみたりするのを、表現がそういう筋に屈するのは無様。と思っているわたしが、差別的表現に配慮するとは、なんとも皮肉がきいたお話ですねえ。時代の流れってこわいね。

 

短歌集『血染めの雨傘』

椅子 - 血染めの雨傘(長尾) - カクヨム

「椅子」

たしか太宰治の文章だったとおもうんです。“君、たのむ、死んではならぬ”ってやつかな(うろ覚え)

お前が言うかよ。って思ったんでたぶん太宰で確定でいいと思いますが、君の空席が〜のところが印象的で、それにインスパイアされているのは、その文章を読んだ人には明らかだと思います。隠すことでもないし、明かしておきます。これがパクリとオマージュの違いです。

 

短詩集『Buried Doll』

水の檻 - Buried Doll(長尾) - カクヨム

「水の檻」

これも太宰治に触発されて出てきた文章ですね。これははっきり覚えてます。「葉」です。『晩年』収録作。

おれの名ではない名を心中相手の女が叫んだ〜みたいな文章が心に残っていたようです。恋愛する人と心中する人は違うんだなあって、まだろくに人に恋したことない少年心に思いました。

 

 

 

今日の読書

・猫田ゆかり『ニッターズハイ!』2

谷崎潤一郎蘆刈

 


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画像はここんとこ毎晩読んでいる100冊くらいのセットの絵本。これは読書にカウントしてません、絵本を軽んじてるわけじゃなくて、めちゃくちゃ早回しで物語が展開されるシリーズなので、あんま読んだ気にならなくてね。

 

前述したポリコレに屈する表現の話、いろいろ意見はあると思うんですが、ジェンダーマイノリティの人々や、被差別人種の方々が大きな声で俺たちも出せと要求するならいいんですけど、デカい声張り上げてる人って、だいたいが部外者なんですよ。だから当事者が感じている細かいこととか掬われないし、なんというか、仕事が雑。

人種差別に配慮したんです!って作品は黒人は出てくるけどアジア人は?先住民は?

ジェンダー観に配慮したんです!って作品は同性愛者は出てくるけど、無性愛者は?Xジェンダーは?

結局は声のデカいマジョリティが見てるマイノリティ観なんですよ。人種問題では主にアメリカの感性。ジェンダー問題では主にツイフェミの感性。

アジア人であって、Xジェンダーで無性愛者の自分からすると、片腹痛いですよ。そんなものが配慮なんだとしたら配慮なんかなくてもいい。それで作品につまらない矛盾や蛇足を付加されるなら、切り捨てるべきです。

 

あ~、また長話。

 

つまらない話をしましたね。お目汚しを失礼しました。

 

では、おやすみなさいませ。

2023-11-15 更新のお知らせ&今日の読書

……またおやすみしてしまいましたね、悔しいなあ。薬の効きすぎなのか気温変動に身体がついていかれないのか、とにかくだるおもで、起き上がれなかったのですよね……うーん、怠慢。今日はやっとこさ更新しましたが、お昼まで寝ちゃったので、明日は朝からバチッと起きられますように!

 

【なろう】短編集『夢日記

https://ncode.syosetu.com/n4212id/6/

夢日記」更新しました。

「廃ホテル」

2023/11/13の公開予定で土曜日に書き上げていたのでした。いまさらお知らせです、すみません。

 

140字小説集『藻塩草』

幸せの距離 - 藻塩草(長尾) - カクヨム

「幸せの距離」

太陽の女神と冬の男神のお話です。

 

短歌集『血染めの雨傘』

弁天池 - 血染めの雨傘(長尾) - カクヨム

「弁天池」

その昔、なろうサイトに於いて、『夢日記』の中に「弁天池」という掌編がありました。その当時のアカウントは削除してしまったので、誰も知らないと思いますし、わたし自身も残しておかなかったので、永久に失われてしまいました。今回この短歌に添える掌編のアイデアを考えていたとき、ふとこの話を思い出して、その欠片を置いておこうと思ったのでした。誰も知らなくていい執筆秘話(笑)

 

短詩集『Buried Doll』

蜘蛛の巣 - Buried Doll(長尾) - カクヨム

「蜘蛛の巣」

この話に出てくる蜘蛛の前日譚、なぜ蜘蛛が人を喰い殺すようになったかの経緯を話した短編が存在します。なろうサイト『夢日記』の「蜘蛛」という掌編です。これは旧アカウントでも載せていたもので、「弁天池」と同じく永久に失われてしまったかと思ったのですが、こちらは残してあったのですよね、不思議。

 

 

今日の読書

・猫田ゆかり『ニッターズ・ハイ!』1 読了

谷崎潤一郎蘆刈』超序盤まで


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『ニッターズ・ハイ!』の存在はTwitterの手芸トピックの話題で知りました。男子高生✕編み物というありそうでなかったカテゴリーのお話。

そもそも手芸系のマンガって少なくて、あんまり話題にものぼらないし、青春をかけた勝負ごとではないから、マンガにしにくいのかもしれませんね。

でもね、天馬部長が言うんです。

大量消費時代にあって物は買った方が早くて安いに決まっている。手芸というのは時間とお金を使って作る過程を楽しむ贅沢なのだ! 素晴らしいだろう!!

それはわたしも感じていて。編み物っていうのは、買えば300円ぽっちの靴下を、500円のソックヤーンを黙々と編んで、作る過程を楽しむ至高の娯楽なのだと。

健斗が編み物に傾倒していく様や、類の手芸部に入るかの葛藤はその辺の青春マンガにも引けを取らない、心を掴むものがあります。

編み物なんて、ババ臭いことしてるねえ、ってわたしも言われたことあります。ムッとしてもなにも言い返せなくて、それから少し恥じるようになったけど、類くんみたいに強気で掴みかかればよかったなって、いまは思うんです。

……おっと長話。

『ニッターズ・ハイ!』は猫ちゃん萌え萌えマンガでもありますよ。真剣に編み物やってるので、ニッターじゃない方が読むと???ってなるかも。でも手芸好きなら登場人物の名前に「おお…(笑)」ってなりますね。「コンプティーク」で連載中らしいので、要チェック!!(わたしは単行本派)

 

では、明日も更新のお知らせに来られますように、と神頼みして……。

おやすみなさいませ!

 

2023-11-10 更新のお知らせ&今日の読書

2日ほどおやすみしてしまいました……。お薬が増えると2-3日は身体が慣れなくてダウンしてしまうのですよね〜。

 

【なろう企画】俳句短歌2023

https://ncode.syosetu.com/n5990im/

『しゃぼんだま』

小説家になろうサイト内公式企画に俳句短歌の企画があったので、生まれてはじめて企画なるものにのってみました。

詠みためた短歌から数える程度しかない日常詠20首をセレクト。心なしかノスタルジックな出来になりましたね。お時間あれば是非。

 

140字小説

学齢前 - 藻塩草(長尾) - カクヨム

「学齢前」

末妹が保育園の年長さんだったときに書いたものだと思います。保育園のオルガンにあわせた調子外れの元気な歌声が恋しくなるんですよね。

 

短歌集

白昼夢 - 血染めの雨傘(長尾) - カクヨム

「白昼夢」

心なしか、noteで読んだ吉本ばななさんの掌編に引っ張られてしまった気がします(内容は全然違いますが)。わたしの作品に出てくる人はみんなどこか幸せアレルギーというか、幸福を掴んでおくのが苦手らしいです。

 

短詩集

薄灯の夢 - Buried Doll(長尾) - カクヨム

「薄灯の夢」

短歌につけた掌編と少し重なっている気がしますね。いや、こういうモチーフが好きなだけでしょうね。“夢”という単語も重なっているし。

 

 

今日の読書

雑誌「ダ・ヴィンチ」11月号 途中まで。


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今日は漫画単行本もノルマの読書もできませんでしたね。もう眠くて眠くて、午前中なんて起きてごはん食べたら終わってたし、洗濯物干して買い出しに出て、あとなにやったっけ?

 

雑誌もねえ、いっぱい溜まってるんですよ、「アフタヌーン」「ダ・ヴィンチ」「MOE」「怪と幽」……そしてなぜかバックナンバーを漁っている「幽」

手芸もやるから「毛糸だま」「ビーズFriend」もほしいところ。そんなに読めないんですけどね。

ああ、時間が足りねえ。

2023-11-07 更新のお知らせ&今日の読書

今日は病院だったので読み終わらないかなと思ってたノルマ読書を終えました。面白かった。

 

短編集『夢日記

https://ncode.syosetu.com/n4212id/

夢日記」更新しました!

『本の妖精さん

こちらはいつだったかのENEOS童話賞に応募した5枚の短篇。いま読み返すと、童話……とは、となるのですが。現代の書店の減少や書籍離れを嘆いた話ではありますね。

 

140字小説集『藻塩草』

考古学者 - 藻塩草(長尾) - カクヨム

考古学者ってロマン溢れますよね。

 

短歌集『血染めの雨傘』

マジックアワー - 血染めの雨傘(長尾) - カクヨム

夕暮れ時の、橙と青の混じり合うところは、いったい何色だろうか。

 

短詩集『Buried Doll』

オーバードーズ - Buried Doll(長尾) - カクヨム

薬をばさばさ捨てる人とは一緒にはいられないな、と思いながら書いた話ですね。わたしは(医療機関処方の)ヤク中なので。

 

 

今日の読んだ本

清家雪子月に吠えらんねえ』11(完結) 読了

深沢美潮フォーチュン・クエスト』3 読了

 


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『月吠え』は完結までリアルタイムで追ってはいたんですが、しばらく読み返してなくて、めちゃくちゃ読み漁ってた時期はまだ単行本も5巻くらいまでしか出てなかったので、そこまでの展開しか覚えてなくて。

なんでしょうね、この読後感。現代人に委ねられているのだな、とは感じました。「近代詩歌句」の定義、戦争詩の価値、愛国心と翼賛の同化。難しいテーマにバッサリ切り込んでいく清家先生はかっこよかった。わたしの実家は前橋にありますから、前橋文学館にも来てくれたのを観に行ったりね。萩原朔美館長(朔太郎氏のお孫さん)と清家先生が語り合うのを、わたしたちは貴重な体験だと知りながら、息を詰めて聴き入っていた。

「詩とはなんぞや」という部分の話は避けましょうね。わたしは近代詩を読んで育ったので“詩歌”の定義が近代からアップデートされていない。非常に古臭い詩観だという指摘をいただくのはわかっているので。

 

さて、長話はここまでにして。

 

それにしても、大量に積んである雑誌とコンビニ本、いつ解消できるのかなあ……。

おやすみなさいませ。

2023-11-06 更新でーす&今日の読書

今日の作品投稿のリンクは以下。この内、カクヨムの3作は平日は毎日更新する予定(予定は予定、未定です)なので、平日は喧しくなりますがご承知おきください。

 

エッセイ『かにみそにっき』

https://ncode.syosetu.com/n8619id

『神楽舞』

11月4日に群馬会館ホールで行われた「前橋舞楽祭」の話(半分は自分の小学校時代の話)をしています。

よろしければ是非。

 

散文集『Buried Doll』

セルロイドの薔薇」ー『Buried Doll』ーカクヨム

セルロイドの薔薇 - Buried Doll(長尾) - カクヨム

こちらは詩と断片の寄せ集めをとりあえず題名つけてまとめます。という宣言です。

セルロイドの薔薇」はかつて同人出版した詩集『死神の接吻』に掲載してあるのをネットで再録です。もうここで網羅できるようにまとめておこうと思って。

 

歌集『血染めの雨傘』

「風穴」ー『血染めの雨傘』ーカクヨム

 風穴 - 血染めの雨傘(長尾) - カクヨム

歌集とは銘打ってますが、短歌に付随する散文をつけて装飾(無駄な装飾とは思うが)しています。わたしの短詩は散文的だとよく評されるので、なら散文でええやんか、ということです。

歌集もかつて同人出版した『天使の羽化』があるのですが、あれはかなり厳選したので、どれが初出しでどれが再録なのか把握してないです(それを怠慢と呼ぶ)。

 

140字小説集『藻塩草』

「蟻地獄」ー『藻塩草』ーカクヨム

蟻地獄 - 藻塩草(長尾) - カクヨム

140字小説はかつて別名義でTwitter上で活動していたのを文字にまとめて残してあったのを小出しにしています。ネットの塵芥と化して誰にも気付いてもらえない程度の弱小アカウントでしたが。まあ旧Twitterの長尾アカウントをご存知の方は納得していただけるでしょうけど。人とのつながり方がさっぱりわからない、義務教育の卒業と同時に体育館の壇上に置いてきたようです。

 

 

今日読んだ本

清家雪子月に吠えらんねえ』10 読了

夢枕獏『鳥葬の山』 読了


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以上、長尾さんの活動報告でした。

おやすみなさいませ。

ごあいさつ

おはこんばんちわ、はじめましての方ははじめまして、長尾です。

 

Twitterのあの雰囲気でも人付き合いがとても邪魔になってしまい、復活させた作家アカウントを削除するに至りました。

 

無頼を気取っているわけでもなんでもなく、わたしは人間とのコミュニケーションをとるのがとても苦痛に感ぜられて、最近は家族にさえ、伝えなければいけないことを伝えるのを放棄しています。

 

だが書きたいことはたくさんある。感じるものはたくさんある。誰かに言いたいわけではないが、どこぞへ発表することで自己から切り離したい。そういう思いで筆を執っています。

 

ブログを始めようと思ったきっかけは、5月の文フリで、あさのさんからお名刺を頂戴しており、そのお名刺を見返して、どんなもんかねと覗きに来たら、なかなか良さそうだったので、始めました。

 

この、あさのさんから頂いたお名刺は、なんと本人直筆で、とても温かみのあるイラストが添えられており、天使の格好のわんちゃんが「ヨロシクネ!」と言っているのです。かわいいですよね。当時Twitterであさのさんが「名刺もあります」と画像をアップされていて、心惹かれて思わず貰いに行きました。

 

というわけで、思いつきではじめましたので、気まぐれに放置されるかもしれません。作品が書けたら更新宣言を落とす場所になると思うので筆を折らない限りはここに来るでしょう。知らんけど。

 

よろしくお願いします。